「練習では走れるのに試合で失速する」中高生が見直すべき3つのポイント

部活動で日々しっかりと練習を積んでいるのに、
「練習ではタイムが出るのに、試合になると後半で失速してしまう」
そんな悩みを抱えている中高生ランナーは、実はとても多いです。

試合で失速してしまう原因は、決して「練習量が足りない」「才能がない」といったものではありません。
多くの場合、レース特有の環境や意識の違いが大きく影響しています。

今回は、練習と試合のギャップに悩む中高生が、ぜひ見直してほしい3つのポイントを紹介します。

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① レース序盤の「突っ込みすぎ」について

試合で失速する中高生の一番多い原因が、
この「突っ込みすぎ」です。

なぜ突っ込んでしまうのか?

理由はとてもシンプルで、

  • 周りの選手が速く見える
  • スタートの号砲で気持ちが高ぶる
  • 良い位置を取りたいと思ってしまう

といった 試合特有の雰囲気 に飲み込まれてしまうからです。

特に中高生のレースでは、

  • 前半が異常に速い
  • 後半で集団が一気に崩れる
    という展開がよくあります。

どう対策すればいい?

ポイントは、最初から「我慢する区間」を決めておくことです。

例:

  • 「最初の400mは絶対に余裕を持つ」
  • 「最初の1周は周りを見ない」

スタート直後はスピード感覚が狂いやすいので、
「楽すぎるかな?」くらいがちょうど良い入りになります。

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② 呼吸とリズムが乱れる問題について

試合になると、緊張によって呼吸が浅く・速くなりがちです。

呼吸が乱れるとどうなる?

  • 酸素がうまく取り込めない
  • すぐに脚が重くなる
  • 心拍数が必要以上に上がる

結果として、「まだ余裕があるはずなのに苦しい」状態になります。

意識してほしいポイント

おすすめなのが、
「足のリズムに呼吸を合わせる」ことです。

例えば、

  • 2歩で吸って、2歩で吐く(2吸2吐)
  • 少しきつくなったら、2歩で吸って、3歩で吐く(2吸3吐)

特に大事なのは 「しっかり吐くこと」
吐けるようになると、自然と吸える量も増え、リズムが安定します。

苦しくなったときほど、
「今、ちゃんと吐けているかな?」
と自分に問いかけてみてください。

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③ 試合特有のメンタル(考え方)について

練習と試合の最大の違いは、メンタル面です。

よくある悪い考え方

  • 「失敗したらどうしよう」
  • 「後ろから抜かれたくない」
  • 「あの人に勝ちたい」

こうした考えは自然ですが、
無意識に身体を硬くし、フォームや呼吸を乱します。

おすすめの考え方

大切なのは、
「試合=特別なもの」と考えすぎないことです。

  • 今日もいつもの練習
  • ペース走を1本やるだけ
  • 決めたことをやるだけ

こうしたシンプルな考え方の方が、
結果的に身体はよく動きます。

また、

・アップの内容
・スタート前の過ごし方

を普段の練習と揃えることで、気持ちも落ち着きやすくなります。

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まとめ

練習では走れるのに試合で失速してしまう原因は、
・序盤の突っ込みすぎ
・呼吸とリズムの乱れ
・試合特有のメンタル
といった「意識の違い」にあることがほとんどです。

今回紹介した3つのポイントを意識するだけでも、レースの安定感は大きく変わってきます。
ぜひ次の試合では、「落ち着いて入る」「呼吸を整える」「練習の延長だと思う」
この3つを意識して走ってみてください。

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